ECのSEO対策実践ガイド|商品・カテゴリページの検索流入を増やす7手順

ECサイトの商品ページとカテゴリページのSEOを7手順で改善する作業

ECのSEO対策では、ブログ記事を増やすだけでなく、商品ページ、カテゴリページ、内部リンク、URL、商品データなどを検索者の目的に合わせて整える必要があります。

特に重要なのは、「どのキーワードを狙うか」だけでなく、「その検索にどのページを表示させるか」を先に決めることです。

たとえば、特定の商品名を検索する人には商品ページ、複数の商品を探す人にはカテゴリページ、選び方を知りたい人にはガイド記事が向いています。

同じ検索意図へ商品ページ・カテゴリ・ブログ記事を重ねて作ると、サイト内でページの役割が分かりにくくなる場合があります。

また、ECサイトでは色・サイズ・並び替え・絞り込みによってURLが増えやすく、一般的なブログとは異なる技術SEOも必要です。

この記事では、ECサイトの商品ページとカテゴリページを中心に、キーワード設計、内部リンク、商品構造化データ、商品バリエーション、在庫切れ対応、Search Consoleによる改善までを7つの手順で解説します。

この記事の要点
  • 商品・カテゴリ・記事で狙う検索意図を分ける
  • 最初に売上への影響が大きい1〜3ページを改善する
  • 商品ページはキーワードより購入判断に必要な情報を優先する
  • カテゴリページは商品一覧だけでなく選び方と絞り込みを整える
  • 記事・カテゴリ・商品を内部リンクでつなぐ
  • 絞り込み・バリエーション・ページネーションのURLを管理する
  • 商品構造化データと実際の商品情報を一致させる
  • Search Consoleの表示回数・CTR・順位から改善対象を決める

ECのSEO対策とは

ECのSEO対策とは、商品やカテゴリを探しているユーザーに対して、適切なページを検索結果へ表示し、商品閲覧や購入へつなげるための改善です。

ECサイトには、役割の異なる複数のページがあります。

ページ 主な役割 検索例
商品ページ 特定商品の購入判断 商品名、型番、商品名+通販
カテゴリページ 複数商品から探す 通勤バッグ、コーヒー豆
比較記事 複数の選択肢を比較する AとBの違い
選び方記事 購入条件を整理する 通勤バッグ 選び方
使い方記事 購入前後の疑問を解決する 商品名 使い方
FAQ・ガイド 個別の不安を解消する 送料、返品、サイズ交換
1つの検索意図に中心ページを1つ決める

同じキーワードを複数ページへ詰め込むのではなく、その検索者へ最も役立つ中心ページを決め、関連ページから内部リンクで支えます。

EC SEOを始める前に確認する5項目

1.重要ページがGoogleに登録されているか

Search ConsoleのURL検査を利用し、売れ筋商品や主要カテゴリがインデックスされているか確認します。

優先して確認するページは次のとおりです。

  • 売れ筋商品
  • 主要カテゴリ
  • 検索流入を狙うガイド記事
  • ブランドページ
  • 重要な配送・返品ページ

登録されていない場合は、インデックス登録を何度もリクエストする前に原因を確認します。

  • noindexが設定されていないか
  • robots.txtでクロールを妨げていないか
  • canonicalが別URLを指していないか
  • 内部リンクがあるか
  • 正しいHTTPステータスを返しているか
  • 商品が公開状態になっているか

2.同じ内容のURLが増えていないか

ECサイトでは、同じ商品や商品一覧に複数のURLが作られやすくなります。

  • 色・サイズのバリエーション
  • 価格順・人気順などの並び替え
  • カテゴリの絞り込み
  • 検索結果ページ
  • 広告計測パラメータ
  • カテゴリ経由で変わる商品URL

検索対象にしたいURLと、補助的に使うだけのURLを整理します。

Google Search Central「Designing a URL structure for ecommerce sites」

3.重要ページへ内部リンクがあるか

商品ページを公開しただけでは、ユーザーや検索エンジンが見つけにくい場合があります。

重要商品には、関連するカテゴリ、記事、特集、関連商品、パンくずなどからリンクします。

4.スマートフォンで購入できるか

検索結果から商品ページへ入り、注文完了までスマートフォン実機で操作します。

SEO流入が増えても、購入ボタンを押せない、送料が分からない、フォームを完了できない状態では売上にはつながりません。

5.検索流入から購入まで計測できるか

Search ConsoleだけでSEOの売上成果をすべて確認することはできません。

アクセス解析やEC管理画面と組み合わせ、少なくとも次の流れを確認できる状態を目指します。

  • 自然検索からの訪問
  • 商品ページ閲覧
  • カート投入
  • 購入
  • 売上
  • 問い合わせ

EC SEO対策を進める7つの手順

1.改善する商品・カテゴリを1〜3ページ選ぶ

最初から数百の商品ページを一括変更しません。

Search Consoleと売上データから、改善効果が期待できるページを絞ります。

状態 優先度 最初に確認すること
売れ筋・主要カテゴリ 高 検索意図・商品情報・内部リンク
掲載順位4〜20位 高 不足内容・独自情報・内部リンク
表示回数が多くCTRが低い 高 タイトル・検索意図
クリックはあるが購入されない 高 商品・価格・送料・購入導線
表示回数自体が少ない 中 需要・インデックス・検索意図
「順位が低いページ」だけを優先しない

検索需要がほとんどない商品を1位へ上げても流入は増えにくくなります。表示回数、順位、クリック、売上への近さを組み合わせて優先順位を決めます。

2.検索意図とページを対応させる

キーワード候補を集めたら、どのページで答えるかを決めます。

検索キーワード例 中心にするページ
通勤バッグ カテゴリページ
通勤バッグ 選び方 選び方記事
通勤バッグ 軽量 需要に応じて専用カテゴリ・特集
商品A 商品ページ
商品A 使い方 使い方記事
商品A 商品B 違い 比較ページ

キーワードは商品名だけから考えない

商品名を知らないユーザーは、用途、悩み、条件などから検索します。

通勤バッグなら、次のように整理できます。

商品カテゴリ

通勤バッグ、PCバッグ、トートバッグなど。

用途

電車通勤、営業、出張、就職活動など。

悩み

重い、A4が入らない、パソコンを収納したいなど。

条件

軽量、撥水、13インチ対応、収納力など。

検索ツールだけでなく、Search Console、サイト内検索、問い合わせ、レビュー、接客時の質問から実際の顧客が使う言葉を集めます。

3.商品ページをSEOと購入判断の両面から改善する

商品ページでは、キーワードを増やすことよりも、検索して訪問した人が商品を判断できる情報をそろえることを優先します。

商品名を具体的にする

分かりにくい例

BG-A101

改善例

軽量ナイロン通勤バッグ A4・13インチPC対応|BG-A101

管理番号だけでなく、商品種類や主要な特徴が分かる名前にします。

ただし、「通勤バッグ 軽量 バッグ レディース 人気 おすすめ」のような不自然なキーワード列挙は避けます。

titleタグをページごとに作る

商品名と、その商品の重要な特徴が分かるtitleを設定します。

例:

軽量ナイロン通勤バッグ|A4・13インチPC対応

Googleの検索結果では、設定したtitleタグが常にそのまま表示されるとは限りません。

Google Search Central「Influencing your title links」

メタディスクリプションを個別に作る

商品の特徴と、購入前に確認したい情報を簡潔にまとめます。

例:

「A4書類と13インチPCを収納できる軽量通勤バッグ。重量、サイズ、素材、送料、発送予定、返品条件を掲載しています。」

設定した文章が検索結果で必ず使用されるわけではないため、クリックだけを狙った誇張表現は避けます。

独自の商品情報を追加する

メーカーや卸業者から提供された説明だけで終わらせず、自社で確認できる情報を追加します。

  • 実測サイズ
  • 実際の重量
  • スタッフが使用した感想
  • 収納できる物の例
  • 利用場面
  • 他商品との違い
  • 注意点
  • お手入れ方法
  • 購入者から多い質問
経験していないことを体験談として書かない

一次情報を増やすために架空の使用感や検証結果を作るのではなく、実際に確認した内容だけを掲載します。

商品仕様を表で整理する

サイズ 幅35×高さ28×奥行12cm
重量 約600g
素材 ナイロン
対応PC 13インチまで
カラー ブラック・ネイビー

送料・発送・返品条件まで掲載する

  • 価格
  • 在庫
  • 基本送料
  • 送料無料条件
  • 発送までの日数
  • 返品期限
  • 交換条件
  • 問い合わせ先

検索流入だけを増やしても、購入条件が分からなければ売上へつながりにくくなります。

画像のalt属性を画像ごとに設定する

alt属性は、画像で伝えている情報を簡潔に表します。

  • 黒い通勤バッグの正面
  • 13インチノートPCを収納した状態
  • バッグ内部の収納ポケット
  • 通勤バッグを肩掛けした使用例

すべての画像へ同じSEOキーワードを繰り返す必要はありません。

4.カテゴリページを「商品を選べるページ」にする

カテゴリページは単なる商品一覧ではなく、複数の商品から条件に合うものを探すページです。

カテゴリ名を検索者の言葉へ合わせる

社内管理用の分類ではなく、ユーザーが理解できるカテゴリ名を使います。

分かりにくい例

シリーズA/コレクション02

分かりやすい例

通勤バッグ/13インチPC対応バッグ

商品一覧の前に短い説明を入れる

カテゴリ上部では、次の内容を簡潔に説明します。

  • どのような商品があるか
  • どのような人に向いているか
  • 主な違い
  • 選ぶ基準

長いSEO文章で商品一覧を大きく下へ押し下げる必要はありません。

詳しい選び方は専用記事へ分け、カテゴリからリンクします。

顧客が比較する条件で絞り込めるようにする

  • 価格
  • サイズ
  • 色
  • 素材
  • 用途
  • 重量
  • ブランド
  • 在庫

ただし、絞り込み条件を追加するとURLも増える可能性があるため、SEO上のURL管理とセットで考えます。

検索需要がある条件は専用ページ化を検討する

たとえば検索需要があり、十分な商品がある場合は、次のような専用カテゴリを作る方法があります。

  • 軽量通勤バッグ
  • 13インチPC対応バッグ
  • 撥水通勤バッグ

専用ページにする場合は、単なるフィルター結果を複製するのではなく、その条件に合う商品一覧と独自の説明を用意します。

5.記事・カテゴリ・商品を内部リンクでつなぐ

EC SEOでは、記事だけを検索上位へ上げても、商品へ移動できなければ売上につながりません。

基本的な流れは次のように考えます。

1 選び方記事

悩みや購入条件を整理します。

2 カテゴリページ

条件に合う複数商品を比較します。

3 商品ページ

特定商品の仕様や購入条件を確認します。

アンカーテキストを具体的にする

弱い例

おすすめ商品はこちら。

改善例

A4書類と13インチPCを収納できる商品は、軽量通勤バッグの商品一覧で重量や素材を比較できます。

リンク先で何を確認できるのかが分かる文章にします。

商品ページから記事へもリンクする

内部リンクはブログ記事から商品への一方向だけではありません。

  • サイズの測り方
  • 商品の選び方
  • 素材のお手入れ
  • 他モデルとの違い
  • 使い方

商品ページだけでは長くなりすぎる説明を、関連ガイドで補えます。

孤立ページを作らない

XMLサイトマップに掲載するだけでなく、ユーザーが通常のサイト操作で重要商品へたどり着けるようにします。

Google Search Central「Link best practices」

6.EC特有の技術SEOを確認する

商品数が増えるほど、ページ本文だけでなくURLやクロールの管理が重要になります。

canonicalを確認する

重複または類似したURLが存在する場合は、どのURLを代表ページとして扱いたいかを整理します。

canonicalだけに頼らず、内部リンク、XMLサイトマップなども正規URLへそろえます。

Google Search Central「Canonicalization」

絞り込み・並び替えURLを管理する

次の組み合わせで大量のURLが生まれる場合があります。

  • 色
  • サイズ
  • 価格
  • ブランド
  • 在庫
  • 価格順
  • 人気順

すべての組み合わせを検索対象にする必要はありません。

検索需要があり独自ページとして価値があるURLと、単に操作のために生成されるURLを分けます。

ページネーションをクロールできるようにする

商品一覧が複数ページに分かれる場合は、次のページへ通常のリンクで移動できる状態を確認します。

JavaScriptの「もっと見る」ボタンだけに依存すると、検索エンジンが後続商品を発見しにくくなる場合があります。

Google Search Central「Pagination and incremental page loading」

商品バリエーションのURLを整理する

色・サイズ・容量などの違いを、1ページ内で選択するのか、バリエーションごとに独立URLを持たせるのかを決めます。

方法 向いているケース
1ページで選択 商品説明がほぼ同じで、色・サイズ程度の違い
個別URL 仕様・価格・在庫・検索需要などが大きく異なる場合

Googleは商品バリエーションを表すためのProductGroupとProductの構造化データも案内しています。

Google Search Central「Product variant structured data」

商品構造化データを確認する

購入可能な商品ページでは、商品情報をGoogleへ伝えるための商品構造化データを利用できます。

代表的な情報には次のものがあります。

  • 商品名
  • 画像
  • 価格
  • 通貨
  • 在庫状況
  • レビュー
  • 配送条件
  • 返品条件

Google Search Central「Merchant listing structured data」

構造化データだけで順位は上がらない

商品構造化データはページ内容を機械が理解しやすくするための仕組みです。設定しただけで順位上昇や特定の検索表示が保証されるわけではありません。実際の商品ページの内容も充実させます。

ECプラグインやSEOプラグインとの重複を確認する

WordPressでは、WooCommerce、ECプラグイン、SEOプラグイン、テーマなどが商品構造化データを自動出力している場合があります。

独自コードを追加する前に、既存の出力内容を確認し、同じProductデータを重複して出力しないようにします。

Merchant Centerと商品ページの情報を一致させる

Google Merchant Centerを利用している場合は、次の情報が商品ページ・構造化データ・商品フィードで一致しているか確認します。

  • 商品名
  • 価格
  • 通貨
  • 在庫
  • 商品URL
  • 画像
  • 商品番号
  • ブランド
  • 送料
  • 返品情報

Core Web Vitalsとスマートフォン表示を確認する

商品画像、レビュー、広告、チャット、外部スクリプトなどが多いECサイトでは、表示性能が低下する場合があります。

数値だけではなく、商品画像表示、バリエーション選択、カート追加、絞り込み、購入フォームをスマートフォン実機で確認します。

7.Search Consoleと購入データで改善する

SEOは公開して終わりではありません。

Search Consoleでは、検索クエリやページ別に表示回数、クリック、CTR、平均掲載順位などを確認できます。

Google Search Console「Performance report」

表示回数が多くCTRが低いページ

次の項目を確認します。

  • 検索語とタイトルが一致しているか
  • 商品の特徴がタイトルから分かるか
  • 検索結果に対して内容がずれていないか
  • タイトルと本文の内容が一致しているか

タイトルだけを刺激的に変更せず、本文も検索意図へ合わせます。

平均掲載順位4〜20位のページ

検索結果の上位へ比較的近いページなので、優先的に確認します。

  • 検索意図へ十分に答えているか
  • 必要な商品情報が不足していないか
  • 独自情報があるか
  • 関連ページから内部リンクがあるか
  • タイトル・H1が適切か
  • 情報が古くないか

クリックはあるが購入されないページ

検索順位ではなく、商品または購入条件の問題を疑います。

  • 商品写真
  • 商品説明
  • 価格
  • 送料
  • 在庫
  • 発送予定
  • レビュー
  • 返品条件
  • 購入ボタン
順位だけをSEO成果にしない

検索流入を増やす目的は順位を上げることそのものではありません。表示、クリック、商品閲覧、カート投入、購入、売上までつながっているか確認します。

在庫切れ・販売終了商品のSEO対応

一時的な在庫切れ

再入荷予定の商品を、在庫切れになっただけですぐ削除する必要はありません。

次の情報を掲載します。

  • 在庫切れであること
  • 再入荷予定が分かる場合はその時期
  • 再入荷通知
  • 代替商品
  • 関連カテゴリ

販売終了だが情報価値が残る商品

検索流入、購入履歴、後継商品、サポート需要などがある場合は、終了したことを明記してページを残す方法があります。

後継商品がある場合は、その違いを説明して自然に案内します。

完全に不要になった商品

明確な後継ページがない場合は、無関係なトップページへ一律に301リダイレクトするのではなく、404・410など適切な処理も選択肢になります。

後継商品など、ユーザーの期待に合う明確な移転先がある場合にリダイレクトを検討します。

EC SEOで見るKPI

段階 見る数字
検索露出 表示回数・平均掲載順位
クリック クリック数・CTR
閲覧 商品ページ・カテゴリページ閲覧
検討 カート投入・関連商品閲覧
購入 購入率・検索経由売上
継続 リピート購入・再注文
技術 インデックス・構造化データ・表示性能

平均掲載順位だけで判断しない

Search Consoleの平均掲載順位は複数の検索クエリや検索状況を含む平均値です。

ページ全体の平均値だけでなく、重要な検索クエリを個別に確認します。

CTRは順位と検索語を一緒に見る

CTRが低いからといって、必ずタイトルが悪いとは限りません。

掲載順位、検索意図、検索結果上の競合なども異なるため、検索クエリ単位で確認します。

検索流入後の売上まで確認する

SEOでアクセスが増えても、カート投入や購入が増えない場合は、商品ページと流入検索語が合っているか確認します。

2週間で進めるEC SEO改善例

1 1〜2日目:改善ページを選ぶ

Search Consoleと売上データから、表示回数が多い、CTRが低い、順位4〜20位、または事業上重要な1〜3ページを選びます。

2 3〜5日目:検索意図を確認する

対象検索語で、商品ページ、カテゴリページ、比較記事など、どの種類のページが求められているか確認します。

3 6〜8日目:ページを改善する

商品名、タイトル、説明、写真、仕様、送料、カテゴリ説明、絞り込みなど、対象ページに必要な内容を修正します。

4 9〜10日目:内部リンクを改善する

関連カテゴリ、商品、比較記事、選び方記事をつなぎ、重要ページを孤立させないようにします。

5 11〜12日目:技術設定を確認する

canonical、noindex、XMLサイトマップ、商品構造化データ、URL、モバイル表示などを確認します。

6 13〜14日目:変更内容を記録する

修正したURL、対象検索語、修正内容、変更前の数値、変更日を記録し、後から同じ条件で比較できるようにします。

変更直後だけで成功・失敗を判断しない

検索結果への反映や検索需要には変動があります。変更前後を記録し、同じページ・検索語を一定期間比較してください。

EC SEO対策でよくある失敗

商品名へキーワードを詰め込む

商品を正確に説明した結果として必要な言葉が含まれる状態を目指します。同じ検索語を不自然に何度も繰り返す必要はありません。

メーカーの商品説明をそのまま使う

実測、使用感、比較、FAQなど、自社だから提供できる情報を追加します。

似た検索意図の記事を量産する

「EC SEO」「ネットショップSEO」など、ほぼ同じ目的の記事を複数作るのではなく、既存ページと役割を分けます。

カテゴリページを商品一覧だけにする

どのような商品があるか、どう比較すればよいかを短く説明し、必要な絞り込みを用意します。

絞り込みURLをすべてインデックスさせる

検索需要のない並び替えや複数条件の組み合わせまで大量に検索対象にする必要はありません。

商品構造化データだけでSEOが完成すると考える

商品ページの情報、内部リンク、サイト構造、検索意図も同時に改善します。

在庫切れページをすぐ削除する

再入荷予定、検索流入、後継商品、サポート需要を確認してから判断します。

販売終了商品をすべてトップページへ転送する

ユーザーの目的と合う後継商品やページがない場合は、無理なリダイレクトを避けます。

SEO記事から商品へリンクしない

検索流入した読者が次に比較・購入できるカテゴリや商品へ自然に案内します。

SEOだけで売上を解決しようとする

価格、商品、送料、在庫、配送、購入手続きに問題があれば、検索流入が増えても購入は増えにくくなります。

EC SEO実装チェックリスト

インデックス・URL

  • 重要ページがインデックスされている
  • noindexを誤設定していない
  • canonicalが適切
  • 内部リンク先が正規URLになっている
  • XMLサイトマップへ正規URLを掲載している
  • 不要な絞り込み・並び替えURLを管理している
  • ページネーションをクロールできる

商品ページ

  • 商品名が具体的
  • titleを個別に設定している
  • H1が適切
  • 独自の商品説明がある
  • 商品写真が十分にある
  • 画像のalt属性が適切
  • サイズ・素材・重量が分かる
  • 価格・在庫が最新
  • 送料・発送予定が分かる
  • 返品条件が分かる
  • 商品固有のFAQがある
  • 関連商品や関連記事がある

カテゴリページ

  • カテゴリ名が分かりやすい
  • 上部に短い説明がある
  • 商品を必要な条件で絞り込める
  • 商品が0件のカテゴリを放置していない
  • 選び方記事へリンクしている
  • 不要なフィルターURLを管理している

内部リンク・記事

  • 1ページの中心検索意図を決めている
  • 記事から関連カテゴリへリンクしている
  • カテゴリから商品へリンクしている
  • 商品から関連ガイドへリンクしている
  • 孤立ページがない
  • アンカーテキストが具体的
  • 内容が重複する記事を整理している

技術SEO・計測

  • スマートフォンで購入できる
  • 重要な商品がJavaScriptなしでも発見可能か確認した
  • パンくずを設置している
  • 404・リダイレクトを確認している
  • 商品構造化データを確認している
  • 構造化データと画面の情報が一致している
  • Search Consoleを確認している
  • 表示回数・CTR・掲載順位を確認している
  • 検索流入後のカート投入・購入を確認できる
  • 変更日と修正内容を記録している

EC SEO対策に関するFAQ

ECサイトでは商品ページとブログ記事のどちらを優先すべきですか?

まず主要な商品ページとカテゴリページを整えます。その後、商品名をまだ知らないユーザーの悩みや選び方に答える記事を追加し、関連カテゴリや商品へ内部リンクします。

商品説明は何文字必要ですか?

SEO上必要な固定文字数はありません。商品の価格、仕様、サイズ、素材、使い方、注意点など、購入判断に必要な情報を過不足なく掲載します。

カテゴリページには長いSEO文章が必要ですか?

長さ自体は重要ではありません。商品一覧の上にはカテゴリの特徴や主な選び方を簡潔に掲載し、詳しい説明が必要なら選び方記事へリンクする方法があります。

商品名にはSEOキーワードを何個入れるべきですか?

個数で決める必要はありません。商品名、商品種類、主要な用途・特徴が自然に分かる範囲にします。同じキーワードを繰り返した長い商品名は避けてください。

在庫切れ商品はnoindexにした方がよいですか?

一律にnoindexへする必要はありません。再入荷予定、検索流入、後継商品、代替商品、販売終了かどうかを確認して判断します。

販売終了商品は別の商品へ301リダイレクトしてよいですか?

ユーザーの目的に合う明確な後継商品がある場合は検討できます。関連性の低い商品やトップページへ一律に転送するのではなく、適切な移転先がなければ終了案内や404・410なども検討します。

商品構造化データを入れれば検索順位は上がりますか?

順位上昇は保証されません。商品構造化データは商品情報をGoogleへ伝えるための仕組みです。検索意図、商品ページの内容、サイト構造、内部リンクなども重要です。

EC SEOで最初に改善するページはどこですか?

売れ筋商品や主要カテゴリを優先し、その中からSearch Consoleで掲載順位4〜20位、表示回数が多くCTRが低い、またはクリックはあるが購入されていないページを確認すると改善対象を絞りやすくなります。

まとめ

EC SEO対策を進める7つの手順
  1. 改善する商品・カテゴリを1〜3ページ選ぶ
  2. 検索意図とページを対応させる
  3. 商品ページをSEOと購入判断の両面から改善する
  4. カテゴリページを商品を選べるページにする
  5. 記事・カテゴリ・商品を内部リンクでつなぐ
  6. EC特有の技術SEOを確認する
  7. Search Consoleと購入データで改善する

ECのSEO対策では、ブログ記事を増やすことだけを目的にしないでください。

商品を探している人にはカテゴリページ、特定商品を検討している人には商品ページ、選び方を知りたい人にはガイド記事というように、検索意図へ適切なページを割り当てます。

商品ページでは、キーワードを増やすより、商品名、写真、サイズ、素材、価格、在庫、送料、発送予定、返品条件など、購入判断に必要な情報を具体的にします。

カテゴリページでは、商品一覧だけを並べるのではなく、カテゴリの特徴、選ぶ基準、絞り込みを整えます。

さらに、記事・カテゴリ・商品を内部リンクでつなぎ、絞り込みURL、商品バリエーション、canonical、ページネーション、商品構造化データなどEC特有の技術設定も確認します。

改善後は順位だけを見るのではなく、Search Consoleの表示回数・クリック・CTRと、カート投入・購入・売上まで確認してください。

最初から全商品を修正せず、売れ筋や主要カテゴリから1〜3ページを選び、変更内容と数字を記録しながら改善を繰り返す方法が現実的です。

まずSearch Consoleから改善する1ページを選ぶ

売れ筋商品や主要カテゴリの中から、掲載順位4〜20位、表示回数が多くCTRが低い、または検索流入はあるのに購入されていないページを1つ選んでください。検索意図、商品情報、内部リンクの順に確認します。

商品ページの改善方法を確認する

コメントする